【洋食のテーブルマナー】これさえ読めばもう安心!食事の基本作法まとめ

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洋食テーブルマナー_テーブル

知っているようで意外と不安なテーブルマナー。
お店に着いてから焦ってしまう前に、しっかり確認して自信を持って楽しみたいですよね。

そこで今回は、洋食・和食・中華料理などのシーンに合わせて、これさえできれば大丈夫!そんなマナーをまとめてみました。

第一弾は、洋食編です。

着席・荷物

洋食テーブルマナー_席

①テーブルに向かって左側から着席し、左側から退席すること。

②バッグは腰の左脇に。背もたれと背の間に置くと椅子に浅く腰掛けることになってしまい、姿勢が美しくないのでNGです。

③上席は、お店の支配人が最初に引いた椅子になります。レディーファーストが基本なので、男性は、女性が座ったのを確認してから座りましょう。男性が先に座るのは非常に失礼な行為とされています。

④テーブルには物を置かないこと。ティッシュやハンカチ、スマホにも注意です。

ナプキン

洋食テーブルマナー_ナプキン

①ナプキンは、口元や指を拭いたり、口元を隠す際に使用します。自分のティッシュやハンカチを使うのは「このナプキンは汚れていて使えない」と取られてしまうので、必ずナプキンを使用するようにしてくださいね。

②ナプキンを広げるタイミングは、注文が済んでから。披露宴や会食の場合は乾杯が済んでから広げてください。広げたら二つ折りにして、折り目を自分に向けて膝の上に。また、必ず料理が運ばれる前に取っておきましょう。

③汚れが内側にくるように使いましょう。

④離席する際は、軽くたたんで、座席の上か背もたれに。

食べ終わったら、わざと雑に置くこと。ピシッとたたんでしまうと「もう来ません」という意味になってしまいます。

カトラリー

洋食テーブルマナー_テーブルセッティング

ナイフやフォーク、スプーンの総称をカトラリーといい、そのテーブルセッティングは世界共通のマナーで「プロトコール」と呼ばれています。覚えておけば世界中どこでも通用します。

①1料理に対して1本ずつ用意されています。単純に外側から順に、まずは右端のスプーンでスープを。続くフォーク&ナイフでオードブル、次のフォーク&ナイフ&スプーンで魚料理、最後の一組で肉料理を、という風に使用します

②フルーツやデザート用は、大きなお皿の上側に置いてあるものを使用します。

③ナイフレストが出ている場合、次の料理でも同じカトラリーで食べてくださいという合図です。食事を一組のカトラリーで済ませる場合や、前菜が2−3皿でる場合などに用意されています。料理を食べ終わったらナイフの刃を内側に、フォークは腹を上にしてナイフレストの上に揃えておくようにしましょう。

④落としてしまった場合は、自分で拾うのはNG!同じテーブルの人に「失礼しました」と詫びてから軽く片手を上げ、ウエイターを読んで取り替えてもらいましょう。順番を間違えてしまった場合も同様です。

 

ナイフとフォークの持ち方は?

洋食テーブルマナー_ナイフとフォークの使い方

▼ナイフ

人差し指をナイフの柄の上に乗せます。ポイントは絵の一番下部分が手のひら中央に常についているようにすること。鉛筆持ちやゴルフクラブの握りかたはNGです。

▼フォーク

裏側の背を上にして、尖っている先を下にして持ちます。この時もナイフと同様、柄の上に人差し指をつけましょう。

①食事中一旦手を離す時は、皿の上にハの字に置きます。これはまだ途中というサインです。

②食べ終わったら、皿中央より下に右斜めに、ナイフを奥、フォークを手前に並べて置きます。

ナイフの刃はいずれの場合も自分に向け、フォークは食事中は背を上に、終わったら背を下にしましょう。

ワインと乾杯

洋食テーブルマナー_ワインと乾杯

①ワインの予算が決まっているならば、その価格を口に出さずにメニューの価格を指差し、「このくらいのものを」と伝えるとスマートです。

②テーブルの上にあるたくさんのグラスですが、それぞれの用途に合わせて注いでくれるので心配ありません。ただし、ドリンクを注がれるときにグラスは持ち上げないのがマナーです。必要ないときはグラスの上に軽く手をかざせばOK。

③持ち方は、どのワイングラスでも同じ。親指、人差し指、中指の3本で持って、薬指で固定します。ドリンクがぬるくなってしまわないよう、なるべく下のほうを持ちましょう。

④乾杯では、フチとフチをぶつけるのはNGです。グラスを顔の横、目の高さあたりまで持ってきて、アイコンタクトをして乾杯という意味になります。

お料理の食べ方

▼スープ

洋食テーブルマナー_スープ

①音を立てないこと

②スプーンの使い方は、大きく分けてフランス式とイギリス式の2パターンがあります。

・イギリス式:手前からスプーンを入れて外側に向かってすくう。少なくなったら手前を少々持ち上げる。

・フランス式:奥から手前に向かってすくう。奥側を持ち上げる。

 

▼パン

洋食テーブルマナー_パン

①パンを食べ始めるタイミングは、スープを飲み終えてから。スープに浸して食べるのはNGなので注意してくださいね。

②必ず一口サイズにちぎってから、お好みでバターやオリーブオイルをつけ、いただきましょう。

 

▼お肉

洋食テーブルマナー_お肉

①最初に全部切り分けるのはNG。左端から一口ずつ切って食べましょう。ソースが別添えの場合は一回皿の手前端に取り、つけながらいただきます。

《お肉の焼き加減がわからない!》

下にいくにつれ、しっかりと日を通す焼き方になります。迷った時は、ミディアムかミディアムレアが無難です。

▽レア
▽ミディアムレア
▽ミディアム
▽ミディアムウェルダン
▽ウェルダン

▼お魚

洋食テーブルマナー_お魚

①ナイフで中骨のところに切り目を入れ、まずは奥側の身から食べ、次に手前側の身を食べます。表を食べたらひっくり返さずに、中骨の下にナイフを入れて、骨と身を外してから下側の身をいただきましょう。外した骨はお皿の上の方へ。

②切り身の場合、魚の身は柔らかいので、フォークですくうようにしていただきます。

《お料理を切り分けるときは》

パン、お肉、お魚、切り分けるときの目安はすべて「親指大」。こうすると見た目も美しく食べられます。また付け合わせの野菜などは、減り方のバランスを合わせて食べると美しくて良いとされています。

▼デザート

洋食テーブルマナー_デザート

①数種類出てきた時は、味の薄いものからいただきましょう。ただしアイスクリームなど溶けるものがある場合は先に食べます。

②ケーキなどのフルーツが乗っているものは、最後にフルートを食べるようにするとお皿の上が最後まで美しく見え、上品です。

《左利きはどうするの?》

利き手に応じて逆に持つことはマナー違反ではありません。しかし、並べられたフォークとナイフを左右逆に並べかえるのはマナー違反なので注意しましょう。

 

カジュアルめのお店でも、最低限のマナーを意識できるとスマートで素敵ですよね。
マナーの基本を抑えたら、自信を持って美味しいお食事と会話を楽しみましょう!

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